竜王戦5組昇級戦で青嶋未来五段が右玉!

プロの右玉

2018年11月7日に行われた竜王戦5組昇級者決定戦船江六段 vs 青嶋未来五段戦で、後手の青嶋五段が右玉を採用してくれた。

青嶋五段と言えば、「現代右玉のすべて」で右玉党にはお馴染みの右玉のホープ。
対船江六段には、2016年の叡王戦予選で先手右玉を採用して勝利している。

第二回叡王戦予選から青嶋五段の先手右玉を紹介!
今回は2016年8月3日に行われた叡王戦五段予選準決勝の船江恒平五段 vs 青嶋未来五段の一局を紹介したい。 船江五段(当時)は「ふなえもん」の愛称で人気。電王戦参加棋士でもある。 一方、青嶋五段は右玉党にお馴染み「現代右玉のすべて...

今回は後手右玉、2二金保留型となった。

棋譜は以下からどうぞ。

竜王戦5組昇級者決定戦 船江六段 vs 青嶋未来五段

後手、2二金を保留して右玉へ

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・v金 ・ ・v金 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩v銀 ・v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 銀 歩 歩 銀 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 
手数=30  △7三桂  まで

角交換から上図の形。2二金のまま保留して、飛車先を受けないのが青嶋流。

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩v銀 ・v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 銀 歩 歩 銀 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
手数=38  △6二  まで

飛車先交換を甘受して、右玉へ。
ここまでは以前紹介した叡王戦予選の対千田五段(当時)戦とまったく同じ。

第二回叡王戦五段予選決勝から青嶋五段の8二金保留型右玉を紹介!
以前紹介した以下のエントリの続きとなる、青嶋五段の右玉を紹介したい。 叡王戦五段予選の準決勝で船江恒平五段を先手右玉で下した青嶋五段は、千田五段に対しても右玉で対抗した。 対局相手の千田五段はコンピュータ将棋に精通した若...
後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 銀 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
後手番
手数=41  ▲6九飛  まで

その後前例を離れ、先手は6筋に飛車を転換。
6筋から攻めるのは、最近右玉に対して有力とされている指し方で、右玉側も対応が必要だ。
ソフトの評価値的にはほぼ互角。

しばらく駆け引きが続く

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩v銀 ・v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 銀 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
手数=44  △4三銀  まで

7九玉と自然な手に対して、4三銀。右玉は相手の仕掛けを待っている格好か。

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩v銀 ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 銀 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
手数=48  ▲5一玉  まで

ソフトの読みでよく出てくる戦場を避ける5一玉。今回は手待ち風だったが、4二玉と右玉を捨てる指し方もあるので、覚えておきたい。

先手、2六角打を放つ

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
後手番
手数=51  ▲2六角  まで

先手は2六角打。
2六や1七に角を設置する手も対右玉の手筋だ。
ソフトの候補手は、4三金と3三桂。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=52  ▲2二角  まで

青嶋五段は2二角打。思い切った手。
評価知的には、やや先手に傾いてしまった。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=54  ▲6二玉  まで

5八金に対して、後手は再び右玉へ。角筋には入ってしまうが、仕方がないところかも知れない。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・ ・v桂|三
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩v歩v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 金 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=58  △1三桂  まで

少し進んで、後手は1三桂。
右玉としては珍しい手だが、ソフトの候補手にも出ており、悪い手ではない。

右玉から開戦

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・ ・v桂|三
|v歩 ・v歩 ・v銀v歩v歩v歩v歩|四
| ・v歩 ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 金 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=60  △6五歩  まで

飛車が2筋にまわったところで、6五歩と右玉から開戦。
遠く角が玉を狙っている。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・v桂v銀v歩 ・ ・ ・v桂|三
|v歩 ・v歩 ・v銀v歩v歩v歩v歩|四
| ・v歩 ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 金 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
後手番
手数=61  ▲6八飛  まで

対する先手は6八飛と6筋に飛車を戻す。これが冷静かも知れない。
以下、2五桂、6五歩、同桂、同銀、5五桂と進行。

後手の持駒:銀 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・ ・ ・|三
|v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩v歩v歩|四
| ・v歩 ・v銀 桂 ・ ・v桂 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 金 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
後手番
手数=67  ▲5五桂  まで

飛車もいるため、怖い攻めだ。

後手の持駒:銀 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v角 ・|二
| ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・ ・ ・|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩v歩v歩|四
| ・v歩 ・v銀 桂 ・ ・v桂 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 歩 角 歩|六
| ・ 歩 銀 金 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=68  △6四歩  まで

そこで、青嶋五段はしっかりと6四歩。

後手の持駒:桂二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・v金v角 ・|二
| ・ ・ ・v金v歩 ・ ・ ・ ・|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・v銀 ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 金 ・v銀 ・ ・ 角|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩二 
後手番
手数=75  ▲1七角  まで

2筋で桂交換をして1七角と引いた場面。ここがターニングポイントになったかも知れない。
後手としては5五桂打は許したくないところだが……。

後手の持駒:桂二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・v金v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ ・ ・ ・ ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・v銀 ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 金 ・v銀 ・ ・ 角|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩二 
手数=76  ▲5四歩  まで

青嶋五段は5四歩。5五桂打を防ぐ手だが、危険な手だった。
5六銀成ならまだ互角だったかも知れない。

後手の持駒:桂 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v銀 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 金 ・v銀 ・ ・ 角|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩二 
後手番
手数=83  ▲4三と  まで

2三歩打、同金、4五歩、5六銀、4四歩、2六桂、4三歩成と、と金を作られてしまい先手優勢な局面に。
ただ、プロ的には厳しいかも知れないが、アマ同士なら角筋も通っているし、まだまだわからないかもしれない。

矢倉崩しの手筋で迫るが届かず

後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩v桂 歩 ・v銀 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 金 ・v銀 ・ ・ 角|七
| ・ 玉 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩二 
手数=84  △8六桂  まで

後手は8六桂打。矢倉崩しの手筋で、7九金と引いてくれれば、6七銀成、同飛、5六銀成から互角になる。
というわけで、先手は同歩。

後手の持駒:金 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩v飛v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩v歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀二 桂 歩 
後手番
手数=93  ▲7九桂  まで

同歩、8四歩打、6七銀成、同飛、5六銀成、2七飛、8四飛に7九桂と受ける。
これで攻めがないようだが、次の一手が好手。

後手の持駒:金 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩v飛v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・vと 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀二 桂 歩 
手数=94  △8七と  まで

8七歩成が好手。同桂は8六歩のおかわりをされるので、同金、そこでで同歩。

後手の持駒:金 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・ ・ ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩v飛v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩v歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 金 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀二 桂 歩二 
手数=96  △8六歩  まで

ここでは9七金も考えられるが、船江六段は強く同金。同飛で金は取れるが(角が利いているので同銀とは取れない)、そこで、8七歩打とされた局面が先手堅い。

後手の持駒:金二 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・v飛 ・v金 ・ と ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀二 桂 歩二 
手数=100  △8三飛  まで

船江六段、歩を巧みに使って広い玉を的確に捕まえる

後手の持駒:金二 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・v角 ・|二
| ・v飛 ・v金 歩 と ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀二 桂 歩 
後手番
手数=101  ▲7九角  まで

やや駒不足に見えるが、船江六段は5三歩。これで攻めが繋がる。

後手の持駒:金二 歩五 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
| ・v飛 ・ ・v玉 ・ ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 銀二 桂 歩 
手数=104  △5三玉  まで

同金、同玉とした局面も後手は広い。ここでどのように捕まえるがが腕が問われるところだ。

後手の持駒:金二 歩五 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀v角 ・|二
| ・v飛 ・ ・v玉 ・ ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 銀 桂 歩 
後手番
手数=105  ▲3二銀  まで

船江六段は3二銀打!
この手が好手。3三金と逃げると、4五桂とふんどしの桂がある。

後手の持駒:金二 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ 銀v角 ・|二
| ・v飛 ・ ・v玉 ・ ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 歩二 
後手番
手数=109  ▲7二銀  まで

先手は8六歩から攻め合いを目指すが、同歩と8五歩と継ぎ歩をしたところで、7二銀。
これで挟撃の態勢を築きつつある。

後手の持駒:金二 銀 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉v角 ・|二
| ・ 銀 ・ ・ ・ 歩 ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 桂 歩 
後手番
手数=113  ▲4三歩  まで

4二玉、8三銀と二者を逃げて、3二玉と銀を外したところで、4三歩の垂らし。

後手の持駒:金二 銀 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ とv角 ・|二
| ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩v玉v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 桂 歩 
後手番
手数=117  3二と  まで

3三玉、4二歩成、2四玉と逃げ込むと3二ととされて、先手勝勢。

後手の持駒:金二 銀 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ と ・ ・|二
| ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
|v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩v玉v歩|四
| ・v歩 ・ ・v角 金 ・v歩 ・|五
| 歩 歩 歩 ・v全 ・ 歩v桂 歩|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 角|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 桂 歩 
後手番
手数=119  ▲4五金  まで

最後は角が逃げたところに、4五金打としたところで後手投了となった。

というわけで、2二金型の右玉は敗れたものの、中盤まではは互角。青嶋五段は公式戦でこの形連敗になってしまったが、今後も是非採用してほしいところだ。