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将棋で初心者がアマ初段になる勉強方法を右玉NOWのミギーが考える

コラム

今回は右玉とはちょっと離れて、将棋でアマ初段になる方法を考えてみます。

初段と一口に言っても、基準の甘いアマ道場の初段と将棋倶楽部24の初段ではレベルが全然違いますが、ここでは将棋ウォーズ初段レベル、ということにします。

初段になる方法なんてすでにネットにたくさん転がっている、と思う人もいるかもしれません。しかし、道は1つではなく、考え方は人それぞれだと思うので、ここではミギーの考える方法を紹介します。

なお、すでに初段以上だよ!
という人は、右玉占いでもしてください。

右玉占い

1手詰みのトレーニングをする

将棋で大事なことって「詰み形」を知ることだと思います。
ということで、詰将棋はおすすめのトレーニングですが、初心者には壁が高すぎる。

そこで、1手詰めです。

1手詰めは、文字通り1手指せば王様の行き場所がなくなり勝ち、という問題です。
少し将棋に慣れている人ならひと目ですが、駒の動かし方を覚えたばかりの人には難しいかと思います。
1手詰めもググればたくさんヒットしますし、書籍なら浦野先生の本がおすすめ。クイズ感覚でどんどん解いて行き、「詰み形」を覚えましょう

ハム将棋でハムスターをしばき倒す

1手詰みで詰み形を覚えたら、さっそく対局にチャレンジしてみましょう。
しかし、人間と指すのはまだ怖いはず。
そこで、ハム将棋のハムスターにサンドバックになってもらいましょう。

http://www.hozo.biz/shogi/


最初は王様のみの「ハム裸王」から。
とにかく最後は詰ます。その感覚を覚えます。
余裕で勝てるようになったら、「ハム10枚落ち」「ハム9枚落ち」とレベルを上げていき、最後は「平手」といい勝負ができるまでがんばります。平手にはまだ勝てなくても大丈夫。

簡単な3手詰めにチャレンジ

続いては3手詰めに挑戦。3手詰めは相手の最善の応手も考えなければならないので、1手詰めよりも遥かに難易度が上がります。まずは、簡単な問題だけ解いて行きましょう。「簡単」と書いてあっても、最初は難しく感じるかもしれませんが、最初は誰もがそんなもんです。

将棋タウンさんの「今週のやさしい3手詰」が問題量・質ともにおすすめです。

書籍なら、こちらも浦野先生の3手詰めハンドブックがよいですね。


ちなみにハチワンダイバー読者は浦野先生=酒豪と思うかもだけど、本人はお酒は飲まないそうです。

簡単な次の一手問題にチャレンジ

個人的におすすめしたいのは、次の一手問題。
ミギーは「ラクラク次の一手」って本が超役に立ちました。難易度は超初心者を抜けた初心者向き。解答もハッキリ優勢となるものばかり。数手先を読む力が確実につくでしょう。
「ラクラク次の一手」は現在古本でしか手に入らないですが、「ラクラク次の一手2」とセットになった本が「次の一手で覚える将棋手筋コレクション」として販売されているので、おすすめです。

寄せのセオリーを覚える

初段を目指すとなると、終盤は一手争いになることが普通です。これに勝利するためには、寄せの力が必要となります。
そこで役に立つのが、名著「寄せが見える本」。
相手を受けなしに追い込む「必至」にするためのパターンがわかります。
基礎編を極めるだけで、終盤力は大幅に強化されるでしょう。

得意な戦法を決める

続いてのポイントは得意な戦法を決めるということです。
いろんな戦法に手を出すことは楽しいですが、まずは1つを極めるつもりでいったほうが、上達は早いかと思います。

では、どんな戦法を選べばよいか?
この伝統的な質問の答えは「右玉(みぎぎょく)」です。

居飛車にも振り飛車にも対抗できるので(若干手順などは異なりますが)、相手の大抵の戦法に対して通用します。

「初心者は右玉をするな」的な意見もあります。
Twitterでたまに話題になりますし、大平武洋六段もそう言っていることを聞いたことがあります。

しかし、初段を目指すための勉強として右玉はアリです。大アリです。
「右玉は受け身な戦法だから」ということが理由の一つですが、アマチュアは攻める右玉で問題ありません。ガンガン攻めちゃいましょう。

右玉のメリットとしては、

・相手が対抗策を知らないことが多い
・玉が広く、玉の大冒険を楽しめる
・入玉を狙いやすい
・中継のある公式戦に出れば右玉NOWに取り上げられるかもしれない

ということがすぐに思いつくところです。
右玉の手筋や定跡は右玉NOWを見ればよいかと思います。プロの右玉を並べてみるのはとくにおすすめです。

ネットで対局しまくる!

あとは、ネットで対局しまくりましょう。マナーさえ守れば遠慮はいりません。どんどん右玉を使っていきましょう。
コツとしては、相手が右玉をしてきた場合は、右玉以外の作戦で行くこと。右玉を相手にしてこそ、右玉のポイントがわかったりするからです。

それでは、立派な右玉使いを目指してがんばってください!

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