右玉の世界にようこそ! 右玉の基本

右玉の基本

右玉とは将棋の戦法の1つ。

名前の通り、玉は右側、飛車を下段に落とし守備に効かせるというのが特徴だ。
ともあれ、右玉の基本形を見てもらおう。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
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|・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 角 銀 歩 銀 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 玉 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 香|九
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先手の持駒:なし

角換わり右玉、対振り飛車の糸谷流右玉などバリエーションも多いが、玉が右側、飛車が下段ならほぼ右玉と言ってよいだろう。

右玉はアマチュアに人気の戦法で、プロの公式戦に出てくことは滅多にない。

しかし、全くないというわけではなく、羽生竜王がタイトル戦で用いたこともあるなど、可能性はある戦法なのだ。

続いて、右玉を指すうえで心に留めておきたいところを解説する。

基本的には後手向けの戦法

右玉は基本的には後手の戦法だ。

右玉の魅力は、千日手の持ち込む変化が多数あることで、後手番で得になるケースが多い。逆に言えば、右玉側からは仕掛けにくい局面にもなりやすい。なので、後手番で推奨となる。

ただし、アマチュア同士の対局、ネット将棋などは先手番でも気にせずガンガン指して問題ない。が、手詰まりになる可能性が高いことは覚えておこう。

右玉にできない戦型も多い

相手の指し方によっては右玉にできないこともある。
これは、どの戦型でも言えることだが、右玉にも当てはまる。

具体的には早石田、筋違い角などの相手には右玉に出来ない。角交換振り飛車にもあまり相性はよくないだろう。

右玉の長所は堅さより広さ

右玉の守備力は非常にもろく、一度手が付いてしまうと、あっという手間に寄せ切られてしまうこともある。
一方で、右玉には広さがある。玉の周辺が戦場になったら、早めに逃げることが大事。場合によっては、左端まで大移動することもあるのだ。

とまあ、最初はこの程度を心に留めておき、あとはガンガン指して慣れていくのがよいだろう。そして、右玉を好きになっていってほしい。