右玉NOWにおける、糸谷流右玉のインデックス的なページ。糸谷流右玉の情報を探したいときは、こちらを参考にしてほしい。今後、糸谷流右玉のエントリを追加した場合は、こちらも更新する予定だ。
糸谷流右玉とは
竜王位の経験もある関西の強豪棋士・糸谷哲郎八段が奨励会時代に考案した対振り飛車用の戦法。「いとだにりゅうみぎぎょく」と読む。プロ棋戦で出現することは滅多にないが、アマチュアには人気だ。
最新ソフトでの評価は悪くなく(ソフトは振り飛車自体の評価が高くないということもあるが)、何より指して楽しい戦法なので、ぜひとも覚えてほしい。
糸谷流右玉の種類
6七銀・6八金型
糸谷流右玉の一番基本的な形で、ミギーも愛用している。中飛車、四間飛車、向かい飛車すべてに対応できるが、6筋に飛車を転換した場合は、金を動かす必要があるのがデメリット。
6七銀・5八金型
中飛車相手によく使われるタイプ。守備力は高いが、角を9筋などに動かしたときに、左桂にヒモが付かなくなるので注意したい。
5七銀型
玉頭を補強したタイプで、四間飛車に強い。左桂の桂頭攻めには気をつけよう。
糸谷流右玉の実戦例
まずは糸谷流右玉の棋譜を並べてみるのが一番。糸谷流右玉の感覚を身に着けよう。
糸谷流右玉の駒組み
糸谷流右玉は駒組み中に相手の強襲が来ることがある。対応方法を覚えておきたい。
糸谷流右玉の攻め筋
9筋からの角覗き、棒金など、糸谷流右玉ならではの攻め方をマスターしよう。
相手の攻めへの対応
糸谷流右玉は序盤でも受け間違えると一気に潰されてしまう危険がある。対応方法を知っておきたい。
糸谷流右玉の本
開祖である糸谷哲郎八段が執筆した糸谷流右玉の本は残念ながらない。
将棋世界2006年11月号と2006年12月号にて、「四間飛車に対する戦い方」前後編として糸谷流右玉を紹介しているのが公式唯一の記事となる。ネット販売では売り切れていたり、プレミア価格がついているため入手は困難だ。
そんな中、対振り飛車右玉の本として、2019年9月11日に「スリル&ロマン 対振り飛車右玉」という本が登場した。著者は
豊川孝弘七段。公式戦で糸谷流右玉を何度か指したことがある棋士だ。