本日(9月11日)、史上初となる対振り右玉本「スリル&ロマン 対振り飛車右玉」が発売になりました! 著者は親父ギャグでおなじみ豊川孝弘七段。
ミギーはKindle版をゲット。紙よりも少し安いよ。
というわけで、速報版のレビューをしたいと思う。本格的に読み込んだわけではないのでご了承を。
「スリル&ロマン 対振り飛車右玉」の目次
第一章 四間飛車編
1 ▲5七銀型
2 四間飛車からの急戦
3 実戦編
第二章 三間飛車
1 5七銀型
2 6七銀型
第三章 向飛車編
1 ノーマル向飛車
2 角交換型向飛車
第四章 ゴキゲン中飛車編
1 ゴキゲン中飛車編
2 実戦編
1ページ図面2つの画面構成
ページ構成は基本的に図面2つ+解説。非常に読みやすい。すべて右玉側が先手なので、誌面をひっくり返して読む必要もない。
※Amazonのイメージサンプルより引用
コラムもあります!
目次にはないので気になっている人がいるかもしれないが、コラムもある。2本。うち1本は、親父ギャクのルーツについて。ファン必見だろう。
そのほか気になること
「糸谷流右玉」という言葉は出てこない。ネットで対振り右玉といえば、糸谷流右玉と言われることが多いが……。
振り飛車側の構えが基本的に美濃囲いか銀冠であることもちょっと気になる。穴熊は実戦編で出てくるが、対振り右玉に有力とされる木村美濃などは出てこない。
また、後手から3三桂+1三角の形から猛攻を仕掛けてくる対策も期待していたが紹介されていなかった。
それから、本文中に「私の公式戦では、対振り飛車に右玉を採用する機会がなかった」として、奨励会員との対局を実戦例として紹介しているが、順位戦だけでも対振り右玉を3局指している気がする。これはどういうことなんだろう?
情報元が非公式の将棋DB2さんなので、間違っている可能性もあるが……。
現時点でのミギーの感想
振り飛車側の有力な対策がすべて網羅されているわけではないが、対四間飛車、三間飛車、向飛車、中飛車をすべて扱った上、急戦や角交換振り飛車もサポートしていることは素晴らしい。対振り右玉に興味がある人は十分買いだと思われる。
本日発売!『スリル&ロマン 対振り飛車右玉』史上初の対振り右玉本!【棋譜ファイル付き】
今だから言いますけど、表紙のデザインはマンモスの角です。
|将棋情報局 #将棋情報局 https://t.co/jsN9MkNBLW
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) September 10, 2019
表紙がマンモスの角だったとは……。
↓マイナビのサイトからは棋譜データがもらえるのでおすすめ。
スリル&ロマン 対振り飛車右玉【棋譜ファイル付き】