2019年9月24日に行われた新人王戦で増田康宏六段が話題の7二金型右玉を採用してくれたので紹介したい。
増田六段は「矢倉は終わった」など、サービス精神旺盛な発言でも有名。「7二金型右玉は始まった」なのだろうか?
対するのはアマ超強豪の早咲誠和アマ。
本局は角換わりから先手が早繰り銀、後手は7二金型右玉へ。
先手は▲3五歩の仕掛けを保留して駒組みへ。一方の右玉も4三銀型に組み換え。
長い駒組みの末、後手は右玉を捨てて玉を左に引っ越しし、最終的には中住まい。一方の先手は銀冠。
お互いに仕掛けにくい局面が続くが、後手が機敏に仕掛け、リードを広げて快勝した。
7二金型右玉といえば、先手が積極的に仕掛ける展開の対局が多かったので、持久戦調になった本局は参考になるだろう。
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許可は得られない可能性が高そうですが……。
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