今回も右玉次の一手を紹介したい。
1問目は相手が受け方を間違えた。後手の視点で考えてみてほしい。
2問目は飛車を釣り上げた意図は? 3手先まで読んでみよう。
次の一手はソフトで検証しています。
敵陣の脆さを付く一手
アマ同士の実戦から△6五桂に対して、▲6六銀としたところ。しかし、この手は危険だった。
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△7六角打!
次の狙い△8六歩がわかっていても受けにくい。
最善手の▲4八金や▲4五歩なら、△8六歩、▲同歩、△同飛。▲8八歩打と低く受けるが、△8七歩打とこじ開ける手が成立する。
▲9八角打や▲9七角打は△9五歩が厳しい。
▲7七銀は当然ながら△同桂。
先手は▲6六銀としたことが問題で、▲8八銀なら互角だった。
ソフト同士の対局から右玉の寄せ
ソフト同士の対局の終盤より。▲8三歩打、△同飛で飛車を呼んだところ。先手優勢を維持する一手は? 3手先まで読んでほしい。
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正解以外だが悪くない手
冷静な▲8六歩打も悪くなく、実戦なら合格手。
▲2五歩も手筋で、先手有利は維持できる。
ほか、▲1四歩の味付け、▲2九飛も悪くない。
ソフトの正解手
▲2三歩打が正解。
この手に目が行く人は多いだろう。
先手の応手は△同玉と△同金が考えられる。
△同金は▲3二銀打!
△同玉は▲6五角打の王手飛車があるので取れない。△8一飛が最善だが、これは後手苦しい。
△同玉は▲3五桂打!
△同歩は▲5六角打があるのでできない。
本譜は、▲3五桂打に対し、△3二玉、▲2三歩打、△3一玉、▲6五角打と進行。
一気に寄せ形となった。
以上、右玉次の一手でした!
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