2021年8月3日、電竜戦公式チャンネルがオープンし、電竜戦長時間マッチとして、水匠 vs dlshogiの対局が発表されました!
何はともあれ、以下の動画を観ていただくのがはやいでしょう。
簡単なまとめと個人的な説明
動画の内容を簡単にまとめると
- 将棋AIトップクラスの水匠とdlshogiが対局する
- 先後入れ替えて2局
- 持ち時間は90分+一手15秒追加(フィッシャークロック)
- 阿部健治郎七段と佐々木勇気七段の豪華タブル解説
- ゲストに渡辺明名人登場!!
いやー、将棋ファンならずとも見逃せないイベントです。
見どころや技術的な解説などは、やねうら王さん(水匠のベースになっているやねうら王の作者です)のエントリを見るのが一番だと思います。
自分なりに簡単に説明すると、今回の対局は従来型の水匠とディープラーニング型のdlshogiの戦い。全く異なるアプローチで強くなった2種類の将棋AIの強さが拮抗している今だからこそ勝敗の予測もつきにくく、面白い対局かと思います。
電王戦の人間 vs 将棋AIもレベルが拮抗していたからこそ楽しめましたもんね。(正確には将棋AIがかなり優勢な状態でちょっと遅かったかもですが)
水匠はCPU、dlshogiはGPUを使うという特色もあります。
水匠のCPUはAMD Ryzen Threadripper 3990X。dlshogiはNVIDIA A100 x8。いずれも、性能・価格ともに化け物クラスですね。
最高峰のソフトウエアとハードウエアで、究極の対局が観られそうです。
右玉は指されるのか?
右玉NOWとして気になるのは右玉が指されるかどうか。
可能性は低いですが、十分にありえると思っています。3%くらいはあるんじゃないでしょうか。
筋違い角や嬉野流、アヒル囲いなどが指される可能性はほぼゼロだと思うので、ほかのマイナー戦法(?)よりは期待できるでしょう。
どのような対局になるのか?
個人的な予想だと、攻めと受けの技術が究極レベルになると、相入玉になる可能性が高いかも、と思ってます。
ただ、相入玉になるよりもお互いにスパっと切り合う対局になってほしいですね。
というわけで、右玉NOWは電竜戦を応援します!