2022年4月2日から3日にかけて、電竜戦さくらリーグ2022が開催されました!
電竜戦さくらリーグは将棋AIのリーグ戦と人間のリーグ戦を同じ持ち時間(15分、1手5秒加算、最大320手)で開催される大会。賞金等はない、どちらかといえば練習代わりのライトな大会でしょうか?
公式サイトは以下。
電竜戦公式チャンネルの中継はこちらから。
#7時間44分26秒あります。誰か見どころ切り抜いてくれないかな~
で対局数は約175局。
調べてみたところ、右玉が2局あったので紹介させていただきます。
電竜戦さくらリーグ2022【A級】 2回表☗ふかうら王-☖マメット・ブンブク (ザイオソフト コンピューター将棋サークル)
電竜戦さくらリーグ2022【A級】 2回表☗ふかうら王-☖マメット・ブンブク (ザイオソフト コンピューター将棋サークル)
先手ふかうら王の右玉に対して、後手マメット・ブンブクは棒銀模様。後手の飛車先突破が決まっているようだが、ふかうら王は正確に対応する。
後手による厳しい攻めを先手が受ける展開なので、評価値こそ先手に流れていくが、人間が受けるのは難しそう
108手目の局面。後手が攻防の飛車打ちを放ったところだが、ふかうら王の妙手が飛び出す。
▲3九銀打!
△同と、と取らすことで△4八との筋を消して▲2三歩成を狙っている意味だとは思うがこれはすごい。いわゆる犠打。指されてみれば納得だけど。
以下、猛攻を受け切ったふかうら王の勝ち。
電竜戦さくらリーグ2022【A級】 3回裏☗マメット・ブンブク (ザイオソフト コンピューター将棋サークル)-☖BURNING_BRIDGES
電竜戦さくらリーグ2022【A級】 3回裏☗マメット・ブンブク (ザイオソフト コンピューター将棋サークル)-☖BURNING_BRIDGES
角換わりから後手のBURNING_BRIDGESはストレートに右玉へ。先手はマメット・ブンブク。アマでもよく出てくる形。
BURNING_BRIDGESは元気よく攻めてマメット・ブンブクが受ける形。
先手は▲6八角で受ける。
この後、後手は銀桂と金交換になるが、局面は互角。右玉党としても興味深い局面だ。先手も相当正確に指さないと受けるのは難しそう。
以下、右玉が受ける展開になるが決めては与えず。267手目で先手が入玉宣言勝ちとなった。
以上です!
電竜戦運営の皆様、お疲れ様でした!