早繰り銀5六角打ちに対する右玉の対応

対早繰り銀

早繰り銀で銀交換の前に5六角と打ってくるケースがある。
対応を誤ると、2筋を突破されてしまう。

テーマ図はミギーの実戦から以下の通り。

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
後手番
手数=31  ▲5六角  まで

右玉の手は意外と広く、ソフトで検討しても目まぐるしく最善手が変わっていく。
具体的には、4四銀、6五歩、3八歩打、8六歩、5四歩など。
この局面に関しては、いずれを選んでも悪くはなさそう。

十字飛車を狙う8六歩

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・v歩 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=32  △8六歩  まで

8六歩は有力な一手。同歩に対して、8五歩打とするのが継続。
(同銀は5五角打がある)

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・ 歩 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=34  △8五歩  まで

先手が同歩とすると、同飛が銀桂両取りとなりゲームセット。

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩三 
手数=36  △8五歩  まで

従って、先手は6六歩などになるが、8六歩と取り込み、8八歩と受けさせて成功。
この筋は、対早繰り銀では頻出なので覚えておきたい。
逆に、早繰り銀を指すならば、常にケアしなければならない。

4四銀のぶつけは有力だが、攻めへの対応は覚えておこう

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・v銀 ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=32  △4四銀  まで

4四銀とぶつけるのも有力。同銀、同歩に先手は2四歩。

後手の持駒:角 銀 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 歩 
後手番
手数=35  ▲2四歩  まで

厳しい攻めだが、素直に同歩と取り、同飛に2二歩と受けよう。

後手の持駒:角 銀 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金v歩 ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩 ・ ・ ・v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・v歩 ・ 飛 ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 角 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 歩二 
手数=38  △2二歩  まで

ここで2三歩打とこじ開けてきた場合は、同歩、同角成に対して、1五角打!

後手の持駒:銀 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v桂v銀v歩 ・ ・ 馬v歩|三
| ・ ・v歩v歩 ・v歩 ・ 飛 ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・v角|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 歩二 
手数=42  △1五角  まで

この手が覚えておきたい筋。
2八飛(最善手)に対しては、2七歩打の叩き。
2五飛と角に当ててきたら、2三桂、1五飛、2三金。
どの場所に逃げても右玉よしとなる。

というわけで、先手が2四歩としたところでは、6六歩などがよいが、それでも右玉悪くない。