前回エントリに引き続き、将棋世界2018年9月号付録「次の一手問題集 地下鉄飛車で右玉退治(七段北島忠雄)」を紹介したい。
北島 忠雄
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今回は、右玉側の対策方法を検討していきたい。
最初の局面は以下の通り。
ここから次の一手形式で右玉対策を紹介しているのが付録の内容となる。
各局面をソフトで検討してみたが、確かに右玉が互角からやや悪い変化となる。
ただし、致命的ではないので右玉を持っても十分に戦えそうではあるが。
右玉にした手が緩手。角道を開けて指しやすい
実は問題の局面、右玉ではなく、角道を開けると右玉(になっていないが)が指しやすい。
相手も玉は安定していないので、攻め態勢をつくっておく。
そして、場合によっては右玉に囲うなど、柔軟に指してみたい。
実際にソフトの10秒戦で対局させて検証してみたところ、右玉の8勝1敗1千日手という好結果に。
付録を見て似た局面に誘導してくる対局相手の対策になるだろう。
以下、棋譜を掲載するので、並べて感覚を学んでほしい。
10棋譜の紹介
右玉側が勝利した棋譜
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0_20180813_125508.kif
0_20180813_130753.kif
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右玉側が負けた棋譜
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千日手の棋譜
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