前回までのあらすじ
2017年の名人戦第3局は右玉を採用した稲葉八段が勝利!

そして、迎えた第4局。
今度は佐藤天彦名人が右玉を採用するのであった……。
アマチュアの右玉でもよく見かける対4七角打ちの戦いになっており要注目!
棋譜は以下からどうぞ
2017-05-16 名人戦稲葉 陽 八段 vs. 佐藤天彦 名人 第75期名人戦七番勝負第4局
右玉 vs 4七角の戦いに
後手の持駒:角 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・ ・v金 ・v玉v金 ・ ・|二 |v歩 ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五 | ・ ・ 歩 歩 銀 ・ 歩 歩 歩|六 | 歩 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 後手番 手数=33 ▲3七桂 まで
序盤は4五歩型の角換わりの将棋に。
後手の持駒:角 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 |v歩 ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 ・ 歩 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八 | 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 手数=40 ▲7二玉 まで
玉は4二から右へ移動して、右玉へ収まる。
後手の持駒:角 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 |v歩 ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八 | 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:なし 後手番 手数=41 ▲4六角 まで
後手の作戦は4六角の設置。対右玉でよく出てくる手筋だ。
右玉の仕掛けに反応して先手が攻める
後手の持駒:角 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・v銀v歩 ・|三 |v歩 ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・ ・ 飛 ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:なし 手数=48 △4四歩 まで
先手は穴熊志向、右玉は左金を玉側に寄せ切ったところで、右玉から4四歩の仕掛け。
同歩、同銀、2四歩と進んだ場合はどうなるのか? 2筋突破で危なそうに見えるが……
変化図
後手の持駒:角 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・ ・v歩 ・|三 |v歩 ・v歩v歩v歩v銀v歩 歩v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・ ・ 飛 ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:歩 後手番 手数=51 ▲2四歩 まで
変化図。この局面のソフト評価値は互角に近いが後手わずかによし。
2筋は突破されるが、反撃のほうが厳しいという評価だ。
ソフトの読み筋は、8六歩の反撃に対して、同銀。4五歩打、同桂、5五歩、4七銀……
という感じ。
後手の持駒:角 歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・v銀 ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 飛 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・ ・ ・ ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:歩 後手番 手数=55 ▲3六飛 まで
本譜は4四歩を相手せず、2四歩、同歩、3五歩、同歩、2六飛、3六歩、同飛と進む(上図)。
右玉側としては角を打ちたいところ。
後手の持駒:歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・v銀 ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 飛 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・v角 ・ ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:歩 手数=56 △3八角 まで
佐藤名人の選択は3八角打。
稲葉八段の次の手はすごい。
後手の持駒:歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・v銀 ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 銀 角 飛 ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・v角 歩 ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:なし 後手番 手数=57 ▲2八歩 まで
2八歩打!
2七角成は許せないということだろう。ソフトの候補にもないわけではないが、ここに歩を打たなければならないなら、右玉良しか。ソフト評価値は後手有利。
ここの局面、佐藤名人は焦点3五歩打としたが、これは緩手だったかもしれない。評価値は互角に。
ソフトの候補は4三金! だった。
佐藤名人、矢倉崩しの8四桂打
後手の持駒:銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・v銀 ・ ・|三 |v歩v桂v歩v歩 ・v歩 ・ ・v歩|四 | ・v歩 ・ ・ ・ 歩 角v歩 ・|五 | 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 玉 金 金 ・ ・ 飛 歩 ・|八 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 歩二 手数=66 △8四桂 まで
局面は少し進み、角と銀桂交換をしたあと、佐藤名人は8四桂打を敢行する。
矢倉崩しとしてよくある手筋だ。
後手の持駒:角 銀 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・ ・ ・ ・|三 |v歩v桂v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五 | 歩 歩 歩 歩 歩 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ ・ 飛 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 歩四 後手番 手数=73 ▲8六歩 まで
さらに局面は進み、銀角交換ながら先手は4四歩の拠点が残ったところ。
右玉は8六歩の突き捨てを入れている。
佐藤名人の次の一手は狙いの一手。
後手の持駒:角 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・ ・ ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五 | 歩 歩v桂 歩 歩 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ ・ 飛 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 歩四 手数=74 △7六桂 まで
7六桂!
取ると4九角打が飛銀両取り。
ただし、先手も読み筋ではあろう。同銀と強く取る。
後手の持駒:銀二 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・ ・ ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五 | 歩 歩v馬 歩 歩 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ 飛 ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 桂 歩四 手数=78 △7六馬 まで
同銀、7九角打、4八飛、7六角成と進行(上図)。
ソフト評価値は後手よりの互角だ。
すぐに4三歩成は馬が利いているのでできない。また、6六馬とされると王手飛車取りなので受ける必要がある。
後手の持駒:銀二 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀 ・ ・ ・ ・ ・|三 |v歩 ・v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五 | 歩 歩v馬 歩 歩 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ 飛 ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 桂 歩四 後手番 手数=79 ▲7七銀 まで
先手はガッチリ7七銀。以下、5四馬と進む。
右玉優勢へ
後手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v馬 ・ ・ ・ ・|三 | 歩v銀v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 桂 ・ ・ ・ 歩v桂 ・v歩 ・|五 | ・ 歩 ・ 歩v銀 ・ ・ ・ 歩|六 | ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ ・ ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ 飛 ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 歩五 手数=92 △8四銀 まで
局面は9五桂打に対して、8四銀と打ったところ。
先手は穴熊だが、後手の右玉は穴熊以上に堅そう。
ここから数手で一気に右玉優勢となる。
後手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v馬 ・ ・ ・ ・|三 | 歩v銀v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 桂 ・ ・ ・ 歩v桂 ・v歩 ・|五 | ・ 歩 ・ 歩v銀 飛 ・ ・ 歩|六 | ・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・ 金 金 ・ ・ ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 歩五 後手番 手数=93 ▲4六飛 まで
4六飛と銀に当てたが、これは悪手か。5九飛の方が良さそうだった。
以下、5七桂成、6九金、6七銀成、7六銀、7八成銀と攻め込まれる。
後手の持駒:金 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v馬 ・ ・ ・ ・|三 | 歩v銀v歩v歩 ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 桂 ・ ・ ・ 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 歩 ・ 飛 ・ ・ 歩|六 | ・ ・ ・ ・v圭 ・ ・ ・ ・|七 | 香 ・v全 ・ ・ ・ ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 歩五 手数=98 △7八全 まで
先手陣は一気に薄くなった。同金と払うしかないが……。
後手の持駒:金 桂 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v馬 ・ ・ ・ ・|三 | 歩 ・v歩 ・ ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・v歩 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 歩 ・ 飛 ・ ・ 歩|六 | ・ ・ ・ ・v圭 ・ ・ ・ ・|七 | ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀二 歩五 手数=102 △6五歩 まで
同金、9五銀、同香に6五歩。
飛車と馬筋が通る。
先手、4度の8七銀打ちで粘るも……
後手の持駒:金 桂 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v銀v馬 ・ ・ ・ ・|三 | 歩 ・v歩 ・ ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・v歩 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 歩 ・ 飛 ・ ・ 歩|六 | ・ 銀 ・ ・v圭 ・ ・ ・ ・|七 | ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ 歩 ・|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 歩五 後手番 手数=103 ▲8七銀 まで
先手は8七銀打で銀冠を再構築。
後手の持駒:飛 金 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v桂 ・ ・ ・ ・ ・|三 | 歩 ・v歩 ・ ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・ ・ 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六 | ・ 銀 ・v銀v圭 ・ ・ ・ ・|七 | ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ 歩 角|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 歩六 後手番 手数=121 ▲8七銀打 まで
少し進んだ局面。先手の猛攻に対して、2度めの8七銀打で受ける。
後手の持駒:飛 金二 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v桂 ・ ・ ・ ・ ・|三 | 歩 ・v歩 ・ ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・ ・ 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六 | ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | ・ ・ 銀v圭 ・ ・ ・ 歩 角|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 銀 歩六 後手番 手数=125 ▲8七銀打 まで
7八銀成、同銀、7八成桂に対して、3度めの8七銀打!
先手も簡単には土俵を割らない。
後手の持駒:金二 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v桂 ・ ・ ・ ・ ・|三 | 歩 ・v歩 ・ ・ 歩v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・ ・ 歩 ・ ・v歩 ・|五 | ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六 | ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | ・ ・ 銀v飛 ・ ・ ・ 歩 角|八 | 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 桂 歩六 後手番 手数=129 ▲8七銀打 まで
7八成桂、同銀、6八飛打に、またしても8七銀打!
後手の持駒:金 銀 歩三 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一 |v歩 ・ ・v金 ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v玉v桂 ・v金 ・ ・ ・|三 | 歩 ・ ・v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四 | 香 ・ ・ ・ 歩 角 ・v歩 ・|五 | ・ 歩v歩v金 ・ ・ ・ ・ 歩|六 | ・ 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七 | ・ 桂 銀v飛 ・ ・ ・ 歩 角|八 | 玉 桂v銀 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:桂 歩四 手数=142 ▲7三玉 まで
最後は先手の攻めがなく、投了。
先手玉には詰めろ(33手詰め)もかかっており、投了も仕方なしか。
というわけで、右玉の見本となるような流れからの勝利でした。
佐藤名人はこのシリーズを4勝2敗で防衛。翌年の羽生竜王(当時)の挑戦も退けて、名人戦3連覇となった。
今年の名人戦で失冠してしまったが、右玉NOWは佐藤天彦九段を応援します!