先日のエントリ、ソフトが指した右玉次の一手その1つの続きです。
ソフトが指した右玉次の一手 その1(7二金型右玉)
以前のエントリで、JKishi18gouの右玉を紹介した。 今回はそれら右玉の棋譜から7二金型右玉で対人間で指した手のうち、興味深いものを3つ紹介したい。 次の一手形式で紹介するが、創作次の一手のような鮮やかな解答というわけではない。また、...
今回は7二金型以外から2問。
前回同様、あくまでソフトが指した一手であって、目のさめるような一手ではないので注意。気軽に見てほしい。
右玉は後手番だが、見やすいように先後反転してある。
第1問 角換わり右玉 vs 右四間飛車
まずは最初の問題。
右玉に対して、先手は右四間。8四歩などでも一局だが……。
8一角打!
この角打ちが成立しそう。
放置すると7二角成、同飛、6三金打がある。
実戦は5四銀としたが、6四歩打と垂らすのが好手。
先手は6三歩打としたが、同歩成、同銀、7二角成、同飛、6四歩打で右玉有利になった。
第2問 矢倉右玉 vs 腰掛け銀
続いて2問目。
すでに右玉作戦勝ちな局面だが、さらにリードを広げる手順がある。
9三歩成!
この手が好手。
同歩に一歩を生かした9二歩打が継続手。
同香に8四桂打!
この手が狙いの一手。同飛には9五角打があるので、この桂馬は取れない。
8三角には9二桂成、同角、9三香成が厳しい。
以上、ソフトが指した次の一手2問でした。