角換わり右玉と腰掛け銀▲4六角打との戦い その1

対腰掛け銀

角換わり右玉に対して、腰掛け銀側が▲4六角打とするのはよくある筋。

テーマ図

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=40  △4二銀(33) まで

右玉としては最強右玉を目指したいところだが、その前にテーマ図から▲2四歩と仕掛けてくる場合が多い。
今回は右玉初心者向けに、対応方法について紹介したい。

△4二銀に対して▲2四歩からの仕掛け

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=40  △4二銀(33) まで

腰掛け銀4六角型に対して、△4二銀と引いた局面。
ここで、先手が▲2四歩を保留すれば、最強右玉へ変化する筋が出てくるが、▲2四歩と突いてくる手が気になるところ。

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩 ・ ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=42  △2四歩(23) まで

▲2四歩に△同歩は必然。

同飛は先手勝勢

ここで、▲同飛の場合は……。

後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩 ・ ・v角|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 飛v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=44  △1三角打 まで

△1三角打でゲームセット。過去に何度も紹介しているが、この手筋は必ず覚えておきたい。
ネット将棋など短い将棋なら有段者でも引っかかることがある。

同角に対しては△3三桂

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩 ・ ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 角v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
後手番
手数=43  ▲2四角(46) まで

というわけで、同角も必然の手。
ここで右玉側にはいろいろな手段がある。
△2三歩打は最後に考えたい。

△3三桂と△5三銀が本線だが、△3三桂を検証したい。

歩で受けず、△3三桂とする

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 角v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=44  △3三桂(21) まで

△3三桂はソフト推奨手。

▲2五桂と▲2三歩打は飛車回りで後手優勢

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v銀v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 角v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 桂 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=46  △2一飛(81) まで

ここで▲2五桂と跳ねてくる対局があったが、これには△2一飛が絶品で、先手優勢。
▲2五桂の代わりに▲2三歩打としてきた場合も△2一飛がある。

このように歩で受けず、△3三桂と跳ねた場合は△2一飛を常に意識したい。

▲5八金型の場合、桂頭攻めは大丈夫

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=46  △5三銀(42) まで

というわけで、▲4六角と引いて、後手は△5三銀。
この局面は互角。先手からすぐに仕掛ける手はない。
▲3五歩と、桂頭狙う手が気になるが▲5八金型の場合は、△2七歩打がある。

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂v歩 ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=48  △2七歩打 まで

ここで▲同飛は△4九角打。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角v金 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 飛 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩二 
手数=54  △3六金打 まで

▲2八飛、△5八角成、▲同飛、△3六金打で後手優勢。

後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂v歩 ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=50  △2一飛(81) まで

▲2九飛と引く手には△2一飛と回る手がある。

先手は▲6八金へ

後手の持駒:角 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀v歩v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 角 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 金 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
後手番
手数=47  ▲6八金(58) まで

△2七歩打の筋を消す▲6八金が先手の本線だ。
形勢は互角。

この局面は今後検証していきたい。