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「棋譜利用に関するお願い」で個人情報の取扱いへの同意が追加されていた

コラム

2019年9月13日に日本将棋連盟の公式ホームページで通知された「棋譜利用に関するお願い」。

公益社団法人日本将棋連盟と各社が主催する棋戦で作られる棋譜は両者の共通の財産であり、棋譜の無断使用は両者の財産を損なう恐れがあります。 商業的目的に供する場合など、私的利用の範囲を超えて棋譜(図面を含む)を使用される場合は、事前に下記フォーマットへご連絡をお願いいたします。

少しだけ動きがあったようだ。

フォームの一番下に「個人情報の取扱いへの同意」のチェックが追加されている(どのタイミングで追加されたかは不明)。


「こちらをご確認ください」を見ると、各棋戦主催者への個人情報を提供する旨が記載されている。

竜王戦 読売新聞社
名人戦 朝日新聞社 毎日新聞社
叡王戦 電王戦 株式会社ドワンゴ
王位戦 新聞三社連合 
王座戦 日本経済新聞社
棋王戦 共同通信社
大阪王将杯王将戦 スポーツニッポン新聞社 毎日新聞社
ヒューリック杯棋聖戦 産業経済新聞社
(以下省略)

個人的には良い兆候だと思っている。
棋譜利用の依頼が各棋戦主催者に届く可能性が高くなるだろうし、許可・不許可を問わず返信が来る可能性は高くなるだろう(右玉NOWでは23局申請して返信は1件のみ。本日2局追加)。
※2019/12/7追記。毎日新聞社からも許諾をいただくことができました。ありがとうございます。

現状のブログやYouTubeの様子をみると、局面図の掲載を一切中止した人、棋譜利用の申請をしているが許可をもらえない(無視されている)人と、無視して棋譜・局面図を掲載している人に分かれている印象だ。これが将棋連盟及びスポンサーが求めていた状況とは思えない。
(SNSを含め、プロ棋戦の局面図が掲載されることは激減しているので成功なのかもしれないが)

過去のエントリでも書いたが、理想を言えば棋戦ごとに

〇〇戦→ブログ、YouTube、SNSでの局面図掲載は一切不可
▲▲戦→公式の観戦記掲載までは不可、それ以降は可
□□戦→局面図2つまでは紹介可能

のようなハッキリとしたガイドラインを設定してくれるとありがたいが、それは今後に期待したい。

というわけで、右玉NOWは今後も日本将棋連盟を応援します!

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