山口恵梨子女流二段、右玉から攻める大和撫子炸裂!

プロの右玉

2020年1月21日に行われたヒューリック杯清麗戦の予選で後手番の山口恵梨子女流二段が右玉を採用してくれたので紹介したい。

山口恵梨子女流二段は、攻めに定評にあり「攻める大和撫子」との異名も。ネット将棋番組のアシスタントしても人気だ。愛称はえりりんだが、最近は「元帥」とも。

対する先手は山根ことみ女流二段。関西所属の(関東移籍済みでした)若手女流棋士で、こちらもネット将棋番組での出演が多い。2019年度は女子将棋YAMADAチャレンジ杯優勝、女流二段昇段と充実している。

両者とも振り飛車等だが、本局は相居飛車の将棋となった。

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右玉から積極的な攻め

先手は振り飛車含み、後手は居飛車の立ち上がりから、先手は雁木模様、後手は右玉となった。右玉にした時点のソフト評価値は千日手。これは後手成功と言えるだろう。
先手は39手目▲4五歩から仕掛け。△同歩、▲同銀に△4四歩打と収めるのではなく、△5五角としたのが好手。ここから「攻める大和撫子」の攻めが炸裂する。

先手、強手で優位も痛恨の悪手

66手目△7五歩打はやや緩手。次の強手を見逃していたかも知れない。ズバっと▲2ニ飛成! これを山根女流二段が見逃さず、形勢は先手よりの互角へ。
が、69手目▲6六角が痛恨の悪手。変えて、▲6五銀なら先手が良さそうだった。▲6六角は金取りだが、金を取っている暇はなさそう。銀損となり、流れは後手へ。

右玉らしいスルスルとした逃げから勝利へ

74手目▲8四角打の王手は右玉もかなり怖い格好だが、広さを生かしてスルスルと逃げていく。
107手目の局面は先手玉に17手詰みがあり、詰み筋へ。
109手目は△4六金打からの7手詰みがあった。それは逃してしまったものの最後まで優勢を維持したまま勝利となった。

右玉からの積極的な攻めや広さを生かした逃げは右玉党の参考になるだろう。
というわけで、右玉NOWは今後も山口恵梨子女流二段を応援します!

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