ミギーが大注目している将棋マンガ「将棋指す獣(けだもの)」。
何らかの理由で奨励会を退会した「弾塚光」がアマチュアの大会で成績を残し、奨励会三段リーグ編入からプロ棋士を目指すというストーリーである。
まあ、とにかく面白い。
弾塚光は物事に集中すると、他のことはすべて見えなくなってしまうという社会的には問題のある人物であるが、将棋の実力はプロをも凌ぐレベルの天才。
詳しくは、以下のエントリをどうぞ。
女性プロ棋士誕生マンガ「将棋指す獣」で右玉が……?
藤井聡太七段フィーバーの影響かどうかはわからないですが、将棋マンガがブーム。 現在連載中の将棋マンガで、ミギーがチェックしているのは「リボーンの棋士」と「将棋指す獣(ケダモノ)」。 両者とも2018年5月21日に連載開始な上に、主人公が元奨...
そんな「将棋指す獣」の最新話が2月10日に更新された。1話と2話、最新4話分が無料で閲覧できる。ありがたい。
というわけで、まずは最新話まで見てほしい。
将棋指す獣|コミックバンチweb
弾塚光が右玉!
以下、ややネタバレになるが局面を検討してみたい。
飛車先の歩交換に対して▲8七歩打としたところ。
ここで対局者である西村二段の妙手が飛び出る。
飛車を見捨てて△7六歩!
なんとこの手が成立する。
▲8六歩と飛車を取る手に、△7七歩成、▲同金、△6五桂が進行の予想(以下図。マンガ内では描写されていない)。
後手陣は飛車打ちに強い。この強襲が成立するのだろう。
以下の進行はわからないが、激戦が続いて終盤の局面。
右玉はいつの間にか9筋へ。右玉らしい広さを生かした粘り。先手陣は鉄壁に見えるが、▲2四歩打の楔が入る。
かなり難解な局面で、プロでもどちらが良いか即答できないと思う(できるかもだけど)。ソフト評価はわずかに先手よしの互角!
最新話ここで終了し、次回更新は3月9日! 一ヶ月近く先だが待ちきれない。
ちなみに持ち時間1分でソフト同士に指し継いでもらった結果は以下のようになった。興味のある方はどうぞ。
弾塚光 vs 西村翠ソフト指し継ぎ
というわけで、右玉NOWは将棋指す獣を応援します!