棒銀に対する右玉の対抗策としては、以下のエントリーで紹介した。

棒銀に対する歩を垂らす対策
右玉に対する棒銀はよくある対抗手段。歩の垂らしから積極的に対応する方法を紹介しよう!
対して、棒銀側が3八金と備えてきた場合はどうすればよいか。
先手、3八金型で棒銀を仕掛ける
後手の持駒:角 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・ ・v玉 ・ ・v桂 ・|一 | ・v飛 ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 香|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 歩 後手番 手数=29 ▲1五香 まで
この場合は、1六歩と垂らすのではなく、右玉に囲うことを優先したい。
後手の持駒:角 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一 | ・v飛 ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 香|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 歩 手数=30 △6二玉 まで
1筋は突破されるが、ソフト的な評価は400程度右玉優勢。1二香成に対しては、8一飛と自然に受けることができる。
後手の持駒:角 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一 | ・v飛 ・v玉v金 ・v金 ・ ・|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 歩|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 香|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 後手番 手数=31 ▲1三歩 まで
先手は、1三歩打と、と金を作りに来るのが最善手。ここは落ち着いて、1一歩打と受けよう。
後手の持駒:角 銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一 | ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ 杏|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 ・ 飛|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 歩 後手番 手数=37 ▲1八飛 まで
棒銀側の攻めとしては、飛車を9筋に転回する手が気になるところ。一見すると受けにくい。
が、この局面では好手がある。
後手の持駒:銀 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一 | ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ 杏|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 ・ 飛|八 | 香 桂 ・ ・ ・v角 ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 歩 手数=38 △4九角 まで
4九角打!
この角打ちが非常に受けづらい。
3九金と引くのは、2七角成。
2八飛は、難解な手だが、1七歩打!が好手。
後手の持駒:銀 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一 | ・ ・ ・v玉v金 ・v金 ・ 杏|二 |v歩v歩v桂v銀v歩v歩v銀v歩 ・|三 | ・ ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六 | 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 ・v歩|七 | ・ ・ 金 玉 ・ ・ 金 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・v角 ・ 桂 ・|九 +---------------------------+ 先手の持駒:角 香 歩 手数=40 △1七歩 まで
同桂と取らすことで、飛車の1筋の転回をやりにくくする一手。
その後の展開は、4四銀に対して、5九玉と角を取りに来たところで、3八角成、同飛。
以降、3三桂から力をためて指していけばよい。
以上、まとめとしては、7八金型には、堂々と右玉に組んでいければ悪くならない。
そして、6九角打のチャンスを常に伺っていこう。