永瀬拓矢叡王、タイトル戦の大舞台で右玉を採用!

プロの右玉

2020年6月21日に行われた叡王戦七番勝負第1局千日手指し直し局で、後手番の永瀬拓矢叡王が右玉を採用しれたので紹介したい。

叡王戦は変則持ち時間制のタイトル戦。今期は永瀬拓矢叡王に豊島将之竜王名人が挑戦中。

永瀬拓矢叡王は、叡王と王座の二冠を保持する若きタイトルホルダー。強靭な受けの技術を持ち、ネット上では「軍曹」や「永瀬ボーイ」の愛称で人気。

対する豊島将之竜王名人は渡辺明三冠と並ぶ、現将棋界のトッププレイヤー。かつては小学生棋士の可能性もあった超天才が全盛期を迎えつつある。

棋譜は公式サイトの以下からどうぞ
2020年6月21日10:00~ 千日手指し直し局 永瀬 拓矢 叡王 対 豊島 将之 竜王・名人

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後手、角換わり右玉へ

手損のない角換わりから、後手は△6五桂跳ねの筋も見せつつストレートに右玉へ。永瀬竜王といえば、千日手もいとわない棋風。実際、本局は千日手指し直し局であるが、千日手の可能性が早くもでてきた。

右玉側は3三の銀を4三に繰り替え。風車右玉の形へ。先手も6八銀と引くなど後手の攻めを誘う。

先手、仕掛ける

先手は、▲2五桂から桂交換をしたあと、5筋の継ぎ歩で仕掛ける。69手目▲2ニ角打が好手だったか。いかにも角が死にそうな感じはするが、先手陣は固く、仮に角金交換でも先手が指せそう。

形勢が動いたのは78手目の△5三銀打。手堅く見えるが、この瞬間に△5七歩打をソフトは推奨している。

後手妙手を放つも……

87手目△5五銀は歩の前に銀を移動させる妙手。銀を取らせる位置を変えて、天王山に馬を作ろうという手で、ソフトも候補にあげている。
ただ、形勢はすでに先手優勢に。
後手も先手陣が見える格好になり、桂の打ち合いになるが後手は攻め駒不足に。
豊島竜王名人が着実に包囲陣を敷いて、後手投了となった。

というわけで、後手の負けになってしまったが、タイトル戦での大舞台で見られる右玉はありがいたい。

右玉NOWは今後も永瀬拓矢叡王を応援します!

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