今回はアマ強豪の対局より、右玉次の一手を紹介したい。
問題図
角換わりの将棋から、先手は千反田流右玉、じゃなくて羽生流右玉。
対する後手は早繰り銀からボナンザ囲いにし、銀交換する前に△5六角と設置。
後手作戦勝ちに見えるが、ソフト評価値は先手有利。リードを奪う一手とは?
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合格な手1
桂頭を狙う筋を防ぐ▲4五歩は次善手。ソフト評価はやや先手寄りの互角。
合格な手2
角を攻める▲5六歩もコビンが開いて怖いが、互角の一手。
その他合格な手
そのほか、▲2五桂や▲6六銀も悪くはならない。互角の戦いになりそう。
正解手
正解は端攻めの▲1五歩!
ボナンザ囲いの弱点をつく。
△同歩が自然だが、▲1三歩が手筋の垂らし。
△同香に▲2五桂と跳ねる。
以下、△2二銀、▲1三桂成、△同銀、▲5六香。
好位置にいる角をどかすのが好手。
以下、進行例は△6五角、▲1五香!、△1四歩打、▲1二歩。
この局面は先手有利とのこと。
以上、右玉次の一手でした。
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【右玉次の一手028】対早繰り銀5六角打からリードを奪う【段位者向け】
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