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水匠2の探索部を最新版「やねうら王v5.40」に変更してパワーアップする

ソフト紹介と導入方法

現在最強クラスの将棋ソフト「水匠2」は、評価関数の「水匠2」と探索部の「やねうら王(探索部)」で構成されている。
水匠2に同梱されている「やねうら王」のバージョンは「4.89」だが、現在の最新版は「5.40.0」なので、少しでも強くしたいという人は、探索部を最新版に差し替えたほうが良いだろう。

水匠2を導入してないという人は、以下のページを参照に導入しておこう。

2020年8月現在最強将棋ソフト「水匠2」を導入する
2020年12月31日追記 水匠3が公開されました! 以下のエントリを参考にしてください。 2020年5月3~4日に開催された世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝した「水匠2(すいしょうつー)」が作者のたややんさんによって公開されました...

というわけで、導入手順を紹介したい。

コンパイル済み実行ファイルをダウンロード

やねうら王はソースコードで公開されているが、Mizarさんがコンパイル実行済みファイルを公開されているので、そちらからダウンロードしよう。


こちらを開き、「YaneuraOu-v5.40.0+20201203a.cibuild-windows.7z」をダウンロードする。7z形式の解凍ができない、という方は上の「YaneuraOu-v5.40.0+20201203a.cibuild-windows.zip」をダウンロードしよう。


ダウンロードしたファイルを解凍すると、「winodws」フォルダの「NNUE」内に実行ファイルとログの詰め合わせが入っている。
必要なファイルは1つだけだが、パソコンの環境(CPU)によって必要なファイルは異なる。

まずは「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-avx2.exe」を選ぼう。動作しない場合は「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-sse42.exe」を選べば、大抵は動くはず。それでも動かない場合は「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-sse2.exe」や「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-no_sse.exe」も試してみよう。

また、Ryzenシリーズ使いなら、「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-zen2.exe」「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-zen1.exe」を利用するのがおすすめだ。
Ryzen Threadripper使いの藤井聡太二冠には「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-zen2.exe」をおすすめしたい。


実行ファイルは、水匠2のフォルダ内に置く。「YaneuraOu_NNUE_m-avx2.exe」と同じフォルダ内に保存しておけばOKだ。


あとは、ShogiGUIを開き、「ツール」→「エンジン設定」で「追加」を選び、コピーした実行ファイル(「YaneuraOu_NNUE-normal-clang++-avx2.exe」など)を選択しよう。


「エンジン名」が「Suisho2/YO4.89_NNUE_m」になっているので、わかりやすく「Suisho2/YO5.40_NNUE_m」に変更しておくとよいだろう。

あとは対局や検討でエンジンを追加したものに変更すればよい。
以上、やねうら王探索部5.40の導入方法でした。

ちなみに水匠最新版である「水匠3」はfloodgateでは流されているものの、現時点では公開されていな。が、今後何らかの方法で公開されるだろう(市販のやねうら王と同梱の可能性も?)。

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