やねうら王の作者、やねうらおさんがやねうら王V7.50をリリースされました!
やねうら王 V7.50リリースしました!
WCSC32(第32回世界コンピュータ将棋選手権)出場バージョンです。https://t.co/OdfHpaMxxH— やねうら王 (@yaneuraou) May 7, 2022
やねうら王はWCSC32(第32回世界コンピュータ将棋選手権)で3位となったコンピュータ将棋界のトップを走るソフト。V7.00からはレーティングで70以上強くなっているそうです。詳細は公式ブログにて確認してください。
「やねうら王V7.50」と評価関数の水匠5を同梱されたバイナリはMizarさんのGitHubからダウンロードできます。
というわけで、導入方法を紹介します。
水匠5同梱版のやねうら王V7.50バイナリをダウンロードする
MizarさんのGitHubページを開き、「Suisho5-YaneuraOu-v7.5.0-windows.zip」もしくは「Suisho5-YaneuraOu-v7.5.0-windows.7z」をダウンロードする(内容は同じなので初心者は対応ソフトが多いzipがおすすめ)。
ファイルを解凍し、「Suisho5-YaneuraOu-v7.5.0-windows」フォルダを任意の場所にコピーする。今回は、Cドライブの直下に「engine」フォルダを作成し、その中にコピーした。基本的にシステムフォルダ以外ならどのフォルダにコピーしてもよい。
ShogiGUIにやねうら王V7.50を登録する
ShogiGUIを起動し、メニューから「ツール」→「エンジン設定」を選択する。
※ShogiGUIをインストールしていない場合は、以下のエントリを参考にして導入してほしい。
「追加」ボタンをクリックする。
「Suisho5-YaneuraOu-v7.0.0-windows」フォルダ内にある「YaneuraOu_NNUE-tournament-clang++-avx2.exe」を選択する。CPUがAMDのRyzen(ZEN2)シリーズのみ「YaneuraOu_NNUE-tournament-clang++-zen2.exe」を選ぼう。AVX2命令に対応していない古いCPUの場合は「YaneuraOu_NNUE-tournament-clang++-sse42.exe」を選択すればよい。
エンジンの設定画面で「OK」をクリックする。
(標準のままで問題ないですが、USI_HASHを空き物理メモリの範囲内で設定し、Threadsを物理コア数にするのがおすすめ。空き物理メモリはスタートボタンを右クリックして「タスクマネージャー」を選び、「パフォーマンス」の「メモリ」→「利用可能」から確認できる。8GBの余裕があるなら8×1024=8192。ただし、ギリギリにならないように余裕があるように設定したい。Threadsは6コア12スレッドのCPUなら6。詳細はやねうら王さんのページも参考にしてみてください)
再度「OK」をクリックすれば、やねうら王V7.00のShogiGUIへの登録は完了となる。
やねうら王V7.50で局面を検討する
検討したい局面で、「検討」をクリックする。
エンジンを「Suisho5(20211123)-YaneuraOu-v7.5.0」にして「検討開始」をクリックする。
検討がはじまる。対局や棋譜解析でもエンジンを「YaneuraOu_NNUE-tournament-clang++-avx2.exe」にすればOKだ。
以上、やねうら王V7.50の導入方法でした。