右玉の難敵として中住まいがあることは過去のエントリで紹介した。
具体的には、以下の局面は右玉作戦負けである。
というわけで、右玉側はこの局面にする前に対策を考えねばならない。
少し前の局面である以下はどうか。
右玉は6二玉のままで、△7二玉とするのを保留。
先手の中住まいは7七銀型。ここから▲6七銀の組み換えを目指していく。
ソフトの対局させてみた結果は互角
ソフトに20局ほど対局させてみた結果は、右玉から見て8勝11敗1分。
まだまだ満足行く結果とは言えないが、前回2勝24敗よりは大幅にマシになっている。
後手番と考えれば、十分とも言えるだろう。
棋譜は以下の通りだ。
中住まいが勝利した棋譜
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右玉が勝利した棋譜
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引き分けの棋譜
右玉は5筋の位を取る
テーマ図から、右玉の最善手候補は△5五歩。
中住まいに対して、玉頭を狙っていくのは自然といえば自然。
以下、先手が▲6八銀とするならば、△8五歩と飛車先を伸ばそう。
▲2九飛と引く場合は、△4四歩で玉の小ビンをケアする。△4四銀と積極的に行くのも手としてはあり。その場合は、3筋の桂頭は十分注意しよう。
対中住まい5筋位取り後の右玉側の方針
右玉側の方針としては、
・飛車先の歩を切れそうなら切る。
・左銀(右玉視点)は守備に使う。5三か4三に配置するのが目標。
・仕掛けは自重。千日手歓迎。
・桂頭を積極的に狙っていく。
また、ソフト対局の棋譜ではなかったが、端攻めも十分に考えられるので、常にケアしておきたい。
中住まい対策はまだ途中
中住まいはスキがありそうだけにやっかいな相手だ。
今回の対策も決定的なものではなく、あくまでも互角近く戦うための方法になる。
今後も対策方法は考えていきたい。