Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」だが、将棋本もたくさんある。
現在、Amazonプライム会員向けに3ヶ月99円というキャンペーンを行っているので、おすすめの右玉関連の将棋関連本を紹介したい。
右玉との相性よし!「神速! 角換わり▲2五歩型 必勝ガイド」
神速! 角換わり▲2五歩型 必勝ガイド
いわゆる4五桂と跳ねる作戦の本。4五桂跳ねを狙いつつ、ダメなら右玉という組み合わせも可能。詳しくは、以下のエントリで。
対右玉で25ページ紹介!「角換わり 初段の常識」
まずは、塚田泰明九段著「角換わり 初段の常識」。
初段程度の棋力を持つ人向けに角換わりを網羅している本だが、第4章はズバリ「右玉」。残念ながら右玉視点ではなく、右玉を相手にした場合の対処方法を紹介しているが、右玉党でも参考になる部分はあるだろう。
第4章は「地下鉄飛車編」「普通に囲う編」2節に分かれている。
第1節「地下鉄飛車編」は、以下の局面を目指す。
右玉キラーの地下鉄飛車だ。ただ、この局面で右玉作戦負けかというとそうでもなく、8四飛と浮いておいて互角に戦えるだろう。
第2節「普通に囲う編」は穴熊で対策する
第2節は相手の仕掛けを封じつつ、穴熊を目指す方法。
というわけで、4章右玉は全部で25ページほどと量は多くないが、角換わり全体を知りたい人や、Unlimitedユーザーにはおすすめしたい。
なお、章の最後では「右玉は決して悪い作戦ではない。」と締めている通り、塚田九段も右玉を有力な作戦として見ているようだ。
糸谷流右玉との相性よし「将棋・究極の勝ち方 入玉の極意」
続いては、杉本昌隆八段著「将棋・究極の勝ち方 入玉の極意」。
タイトルの通り、入玉のあらゆるレクチャーしている本。テーマ図に対して、次の一手を考える構成で読みやすい。糸谷流右玉は、入玉も視野に入れる作戦かつ、入玉されやすい作戦でもあるので、本書との相性はよいだろう。
糸谷流右玉の話も! 「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」
こちらは糸谷哲郎八段と斎藤慎太郎王座の共著「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」。
糸谷八段と斉藤王座が、いろいろな局面に対してお互いの見解を話すという読みやすく為にもなる一冊。糸谷八段本人が糸谷流右玉について話すという一節がある(276ページ)。量はそれほど多くはないが、糸谷流右玉を指す人、糸谷流右玉に苦しめられている人は読む価値があるだろう。
右玉無関係だがオススメ! 「将棋指す獣」
こちらは右玉とは関係ないが、面白いので紹介したい。元奨励会三段の女性が再び三段リーグ入りを目指すという物語だ。1巻ではないが、セリフで「右玉」とつぶやくシーンはある。
右玉特集の「将棋世界2018年9月号」は非対応
右玉ファンとしては、右玉が特集された「将棋世界2018年9月号」がKindle Unlimitedに対応しているかどうか気になるところだが、残念ながらこちらは対応していないようだ。「将棋世界2018年8月号」は、Unlimited対応なので、発売1年経つと対応するのだろうか? ということは近いうちに対応する可能性もあるかもしれないので、まだ読んでない人は期待したいところだ。
というわけで、Amazonプライム会員であれば、3ヶ月99円のキャンペーンはお得なので、ぜひ利用を(2019年7月16日まで)。一度キャンペーンに参加している人も、申込み時に3ヶ月99円が表示されれば登録OK。
また、Amazonプライム会員ではない人は、これを機にAmazonプライム会員になるのもよいかも。