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朝日杯オープン戦で近藤誠也七段が青嶋流の後手右玉を採用!(局面図なし、簡易紹介)

プロの右玉

2020年11月26日に行われた朝日杯オープン戦二次予選で、近藤誠也七段後手番で右玉を採用してくれたので紹介したい。

近藤誠也七段は24歳でB級1組というスピード出世を果たしている若手のエリート。居飛車党で、AbemaTVトーナメントで右玉を採用し快勝している。

第3回AbemaTVトーナメント 本戦1回戦で近藤誠也七段が右玉で快勝!
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対する先手は三浦弘行九段。七冠時代の羽生九段から棋聖を獲得したことで有名で、最近では「みうみう」の愛称も。

本譜は角換わりから、青嶋流の右玉となった。

棋譜はスマホアプリ「日本将棋連盟モバイル」で観戦できるのでそちらでどうぞ。

AbemaTVでも視聴できます。
【独占】朝日杯屋敷九段-阿部健七段/佐藤天九段-山本博四段/三浦九段-近藤誠七段

※対局は8:46:40あたりから。解説なし。
ABEMAプレミアムならコメント付きで視聴可能です。

※「棋譜利用に関するお願い」に基づいて、局面図の利用許諾を申請予定です。朝日杯オープン戦は通常2週間経過後から許諾していただけます。右玉NOWの申請状況はこちらで確認できます。

角換わりを誘う青嶋流右玉

本譜は相掛かり風の出だしから、後手が角道を開けて△4二銀とし、角交換を誘う。
この作戦は、青嶋未来著「現代右玉のすべて」でも登場する青嶋流だ。後手はそのまま右玉に組み、6筋から積極的に仕掛けていく

▲1八角との戦い

本譜は6筋を巡る争いに。62手目、先手は右玉崩しの▲1八角打。右玉側としては嫌なラインだ。しかし、ソフト評価値的にはわずかに後手がよさそう。

分岐点は68手目。桂頭は捨てて飛車先の歩交換を選択したが、△4三金で桂頭を守ったほうが良さそうだった。飛車と馬による迫力ある攻めにはなったが、評価はわずかに先手よりの互角。

飛車切りの猛攻届かず

68手目、後手は飛車を切って猛攻を仕掛ける。ギリギリの攻めだが、先手三浦九段の受けも正確。飛車切りの反動も厳しく徐々に形勢は先手よりに。最後は1八角の利きも厳しく、先手の勝利となった。

以上、結果的には後手負けとなったが、攻める右玉で互角以上の展開だったことは間違いない。近藤七段の今後の右玉にも期待したい。

というわけで、右玉NOWは今後も近藤誠也七段を応援します!

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