明日2021年1月21日は、右玉関連本が2冊発売されます。
まずは、居飛車の全戦型に対応 なんでも右玉(北島忠雄七段著)。
公式サイトによる目次は以下の通り。
第1章 矢倉編
第2章 角換わり編
第3章 △4四歩型
第4章 相掛かり編
コラム 金柑の木
対居飛車で網羅的に扱っているようですね。範囲が広すぎる気もしますが、楽しみです。北島忠雄七段といえば、昨年7月の順位戦でセカステ右玉を採用していますが、セカステ右玉にも触れているか興味深いところ。
余談ですが、北島七段は将棋世界で「地下鉄飛車で右玉退治」という付録も執筆されています。右玉を持っての地下鉄飛車対策もありそうですね。
続いては、大夢流一手損角換わり ~受け師直伝の受け将棋~(渡辺大夢五段著)。
渡辺大夢五段による一手損角換わり本。
公式サイトによる目次は以下の通り。
序 章 一手損角換わりの基礎知識
第1章 8手目角交換の一手損角換わり
第1節 対腰掛け銀
第2節 対棒銀
第3節 対早繰り銀
第2章 4手目角交換の一手損角換わり
第1節 対▲7七銀型早繰り銀
第2節 対▲8八銀型早繰り銀
第3節 対棒銀
第4節 対腰掛け銀
第3章 自戦記編
第4章 ちょっとした豆知識
目次ではわかりませんが、羽生流一手損角換わり7ニ金型右玉を触れているようなので、楽しみな一冊となっています。
なお、公式サイトでは、動画付き豪華版というバージョンも有り、羽生流一手損角換わりの動画レクチャーを観ることができるようです。
動画の一部は以下から視聴できますので、購入前の参考にどうぞ。
ミギーは2冊とも電子書籍版を購入しようと思っています。
最後に最近のプロの右玉を簡単に。
3局ありましたが、残念ながらすべて右玉側の負け。
1局目は2021年1月12日のA級順位戦斎藤慎太郎八段vs佐藤康光九段戦。
後手の佐藤康光九段が一瞬だけ右玉。すぐに左の戻したので、右玉と言えるかどうかは謎ですが。
翌日の1月13日のA級順位戦佐藤天彦九段vs菅井竜也八段戦で、後手の菅井八段が右玉。この一局は天彦九段の快勝局に。
3局目は本日1月21日の棋王戦予選神崎健二八段vs里見香奈女流四冠。里見女流四冠の中飛車に対して、神崎八段は対振り右玉。チャンスは合ったと思いますが、対振り右玉の負け。
以上です!